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中国エリア
島根半島 8月
山陰地方は日本海側ですが、北陸や東北とは全く違った印象があります。
水温が高く、透明度もすばらしいのは他のポイントと同じなのですが、生息している生物層が全く違います。
温帯生物やソフトコーラルの量が段違い。それでいて、北方系の生物もしっかり生息している。
さらには他では見られない漂流系生物まで。
北方と南方の生物が入り混じった云々…というのは様々なポイントで使われる定番の売り文句ですが、本州全体がそんな場所であるだけに、確かに嘘ではないの
ですが、この表現が最もふさわしいのはここ山陰ではないかと思われます。
まさに本州一のカオスフィールド。何が出るかな何が出るかな?
ちなみにこの不思議な海に魅せられて、訪れた有名水中カメラマンも数多くいらっしゃるようです。
広島湾 5月
瀬戸内海というと、小島の多い内海で、穏やかで浅いという印象をもたれがちですが、意外と激しい潮流があります。
透明度は確かに悪いのですが、逆に言えば栄養豊富な海であるとも言えます。
実際に潜ってみると、豊富な海藻類にちょっと驚きます。
特に広島湾は、カキの生産地として有名なだけあってかなりの濁りっぷり。
でもこれからダイバーの数が増えれば、その濁りの中に何か新しい発見が成されるような気がします。
青海島
青海島 船越海岸のビーチポイント
【青海島 概要】
山口県長門市にある、橋で本州とつながれた大きな島です。
洋上アルプスとも呼ばれ、切り立った崖が多く、海中も起伏に富んでいます。
交通の便もよく、メインのビーチポイントも変化に富んで面白い、また海中も温帯系の生物が、マクロから回遊魚まで一通り見られるというかなり恵まれたポイントです。(ウミウシなど、図鑑にかなりの写真を提供しているポイントです)
福岡などの大都市圏のマニアックなダイバーはだいたいここに来るようです。
このようにすぱらしいポイントなのですが、ガイドさんに言わせると「キラーコンテンツがいない」そうで、そのためメジャーにはなりきれていないのだとか。
キラーコンテンツとはたとえば、羅臼の海獣やカラフトマスやクリオネ、志津川や女川のクチバシカジカやダンゴウオ、佐渡のコブダイ、神子元のハンマーヘッド、島根のアオイガイやムラサキダコ、柏島のピグミーシーホースやアケボノハゼ、などなど。
単体で遠方の客を呼べるようなインパクトのある生物ですね。
実は青海島には浮遊生物という最終兵器があるみたいなのですが、私がまだ見ていないので詳細は内緒です。
船越海岸 生憎の天気
【ダイビングについて】
基本的にすべてビーチです。
ナイトは一応許可されているようですが、現状では困難なようです。
水温は結構変化の幅があるようなので、事前情報を集めたほうがよいです。
青海島の情報は下記を参照。
http://homepage2.nifty.com/blue-world/
島根半島
(左)島根半島 8月 複雑に入り組んだ海岸線
(右)島根半島 8月 海上洞窟からの眺め
【島根半島 概要】
日本海に突き出た小さな半島で、それほど大規模ではありませんがリアス式海岸が続いています。
水温は一般的な温帯的水温で、伊豆とおなじくらい。透明度は基本的に高いです。
基本的に小さな漁村で、近くには何もありません。しかし、米子や松江などの主要都市からはそんなに離れてません。
むしろ、こんな近くにこんな大自然が? と驚くほどの近さです。
宿泊施設はそんなに多くないですが、設備はそれなりにしっかりしてます。北海道や東北ほど気候が厳しくないというのもありますが。
また、広島・岡山方面や神戸・大阪方面から来る方は、高所移動に注意。米子道路の標高は最大で600メートル近いです。
ダイビング後、4〜5時間はインターバルを開けたほうが無難です。
以前に行ったとき、私は大山PAでしばらく昼寝してから大阪方面に向かいました。
【ダイビングについて】
基本的にはボートダイビングっぽいですが、港でタンク背負って潜ってる人もいたので色々と自由なのかもしれません。
島根半島 8月
ボートダイビングのポイントは、基本的に潮流はそこそこ。透明度は抜群かとおもいきや悪かったりで、中々に翻弄されます。
思い通りに行かないのも大自然の醍醐味か?
島根半島の情報は下記を参照。
http://friends.ftth-p.com/
【お楽しみ】
島根半島 8月
観光施設もあるっぽいですが、基本的に自然そのもを楽しむ場所です。
ちなみに近くの境港市には、水木しげる記念館や水木しげるロードといった、同市出身の水木しげる先生に関係した施設があります。
好きな人は見物してみるのも良いのでは。(私は大好きなのですが時間が無くてまだ行ってないのです…)
広島湾
(左)広島湾 5月 瀬戸内海の小島の近くで潜る
(右)広島湾 5月 海面でも何となく濁ってる
【広島湾 概要】
広島湾とは言っても、広島市近辺だけではなく、東の倉橋島から西の屋代島ではさまれた、結構広い海域を指しています。
岩国のはるか先、もう県境も越えて山口県になってしまっています。
この広いエリアを、広島市を基点にしてボートで移動するのが、広島のダイビングスタイルのようです。
【ダイビングについて】
基本的に透明度はそれほど良くなりません。たまに奇跡のように抜けることがあるとか。
潮流も、ポイントによっては速いです。
基本的に講習用かマクロ生物のポイントが多いみたいですが、一箇所、ここならではの巨大沈船ポイントがあります。
「戦艦陸奥」ポイントです。
「戦艦陸奥」についての詳細は以下を参照してください。
「戦
艦陸奥」のWikipedia
元々は全長224m、総排水量4万トン近い超巨大戦艦ですが、戦後にその半分以上が引き上げられ、今では海底の廃墟のようになっています。
それでも残存部分が未だ100m以上あり、恐ろしく巨大な建造物です。
歴史に興味がある方、レックダイビング好きなど、一度チャレンジする価値はあるのではないかと思います。
広島湾の情報は以下を参照。
http://lm-marine.jp/
【お楽しみ】
広島市自体はかなりの都会なので、あんまり不自由はありません。
観光地もたくさんあります。
しかし何といってもお好み焼き。私は連日お好み焼きでした。
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