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スズキ目 ハナダイ・ハタ系
伊豆海洋公園 10月
クエ Epinephelus
bruneus
ハタは大型種が多い根魚の仲間ですが、クエは比較的大型種になります。
沿岸の浅所に生息するので、ダイバーが目にする機会も多く、見かけるとぎょっとします。
上の写真は、1番の根にある通称「クエ穴」にいたものです。実はクエ穴にクエがいるのを見たのは8年ぶりくらい。
しかし相変わらず馬鹿デカい。
マハタ
Epinephelus septemfasciatus
三保 11月
かなり大型になるハタですが、浅場にいるのは写真のような幼魚です。
幼魚ですが貫禄は十分。カメラを近づけても物怖じしません。
クロハタ Aethaloperca
rogaa
(左、右とも)八重山諸島 10月
全体的に黒っぽいハタ。胸鰭の辺りに白い模様が一筋あります。
砂地の根を縄張りにしていて、小魚を捕食に来たカスミアジと喧嘩して追っ払っていました。
気性は荒いようです。
しかしこの根には巨大なオオモンカエルアンコウも住み着いていたのですが、こちら全然気付いていないのかノーリアクションでした。
気付いたら追っ払うのかもしれません。
オオモンハタ Epinephelus
areolatus
黄金崎 1月
黄金崎ビーチの砂地に転がっている岩陰にいた、幼い個体。尾びれの白い縁取りが特徴です。
身体の斑点は、似たような特徴のあるハタが多いので決め手にならないようです。
そんなに大型にはならないとか。
井田 3月
ちょっと成長した個体です。あまり大きくならないとのことなので、成魚なのかも。せいぜい20センチ位。
井田のゴロタの間を泳ぎまわってました。
三保 11月
この時の三保では、成魚と幼魚の両方が見られましたが、幼魚の方は自分の縄張りに引っ込んでいるような状態で、成魚はカケアガリの所を自由に泳ぎまわって
いました。
上の写真は近くを泳いでいた成魚です。
アカハタ Epinephelus
fasciatus
(左)神津島 9月
(右)安良里 6月
ハタの中では特に目玉がでっかいような気がします。伊豆諸島あたりでは普通。
右の個体はちょっと腹が出っ張っています。
黄金崎 7月
小型の個体も結構見かけます。
オジロバラハタ Variola
albimarginata
八重山諸島 10月
遊泳性のハタ。同じような姿のバラハタとは、尾鰭の色で見分けます。
あと本種の方がちょっと小さい。
他の定住型のハタと尾鰭の形が明確に違いますが、やっぱ三日月形の方が振り抜きが良いのでしょうか?
ユカタハタがジェットフィン、バラハタがバイオフィンみたいな感じ?
ユカタハタ Cephalopholis
miniata
(右)八重山諸島 10月
(左)小笠原 1月
青い斑点が体中に散在するハタ。
こいつのぬいぐるみが伊東のダイビングセンターで売ってましたが伊東にいるんかいな?
(右、左とも)串本 8月
串本ではあちこちでみかけましたが、小さなサイズのものばかりでした。リーフの平和を守るのはまだ早い?
アザハタ Cephalopholis
sonnerati
小笠原 1月
バラ沈の近くで小さな根を縄張りにしてました。ずっと観察してたらよそ者を追い出す行動とか見れるのかな?
ちなみにちょっと他のダイバーより遅れて行ったら、ごらんのように超巻き上げ状態。
アカハナ Cephalopholis
spiloparaea
八重山諸島 10月
褐色系なのでアザハタかな? と思ってたのですが、この模様のあいまいっぷりからするとアカハナのような。
しかし尾鰭が写ってないので正確にはわかりません。
ハタの中ではかなり小型の部類です。
ルリハタ Aulacocephalus
temmincki
神子元島 11月
伊豆半島でもちらちら見られる美しいハタ。熱帯魚屋さんにもいそうです。
カンモンハタ Epinephelus
tauvina
小笠原 1月
図鑑で見てなぜかハタの仲間であることがわかりました。サンゴ礁ではありふれた地味な魚。
ヌノサラシ Grammistes
sexlineatus
沖縄本島 7月
これも同様に、調べなきゃハタの仲間だと気づかなかった類です。
皮膚から分泌される、毒性の粘液がすごい量なのだとか。
キハッソク Diploprion
bifasciatum
柏島 8月
写真の個体は小型の若魚。なぜかペアで行動していた。やけに体高の高いハタ。
見た目では一番不味そうなハタ、という話もあります。
島根半島 8月
偶然ストロボが発光しなくて、流し撮りみたいになってしまいました。
島根ではたくさん見かけました。
しかしよもやこいつとキジハタが一緒に泳いでいる海があろうとは。
青海島 8月
青海島でも本種はたくさん見かけました。
ついでも幼魚も。ヒレが大きくてかわいい感じがします。
キジハタ Epinephelus
akaara
(左、右とも)石川県 能登島 8月
日本海側に多いハタ。佐渡島の赤岩では、大きな個体がコブダイの子分みたいな顔して侍っていたのを覚えています。
気の強い魚で、人間に気付くと、右の写真のように睨み返してきます。カメラを近づけても動じません。
ちなみに能登島の民宿では、夕飯で塩焼きになって出てきました。ちょっと鶏肉っぽくて美味です。
ただし見た目は黄色い斑点がなんともグロい。
能登島 8月
メバルやベラ、スズメダイを従えて、悠々とした風のキジハタ親分。
このポイントにはコブダイがいないので、大きい顔し放題?
島根半島 8月
日本海をずっと南下した、島根半島のキジハタです。
まだ若い固体で、背びれの黒斑も大きく見えます。
しかしこいつらがカラフルなソフトコーラルの中を泳いでいる姿は、ちょっと違和感ありすぎでした。
やっぱりキジハタは殺風景な岩肌と海藻の間を泳いでないと?
青海島 8月
日本海も山口県まで来ると海中の雰囲気も大分違ってきますが、やっぱりこいつはいました。
この海域でも普通種なようです。
アカオビハナダイ Pseudanthias
rubrizonatus
三保 3月
体側に赤いワンポイントがあるハナダイ。
三保の真崎海岸にすみついていて、いつも見られます。
このときはたまたま目の前まで泳いできてくれました。
三保 7月
白っぽくなってますが、おもいっきり婚姻色出てます。
年中発情しっぱなしなの?
(左、右とも)三保 7月
立派なオスは年中婚姻色を出しっぱなしみたいです。
しかしメスが近くにいないような。私が写真撮ってるせいかな。
キンギョハナダイ Pseudanthias
squamipinnis
(左)雲見 11月
(右)大瀬崎 1月
まったくもって金魚です。ダイビングしないひとはこいつも熱帯魚だと思うのかも。
性転換をする魚で、最初は全員女の子、強い固体はそのうち男になるそうです。
伊豆海洋公園 10月
かなり小さな幼魚です。カイメンの影に隠れて一生懸命泳いでいました。
この頃は全員メスだとか。
(左)大瀬崎 12月
(右)黄金崎 1月
左は、もうちょっと成長したメスの個体です。別なオスの個体とペアになったように一緒に泳いでいました。
オスのほうは撮り損ねてしまったのですが。
右は同じ時期のオスの個体です。メスの群れが近くにいたので、ディスプレイ的な行動を期待したのですが、何もしてくれませんでした。
しつこく追いかけたからかな?
八重山諸島 10月
石垣島にもたくさんいたのですが、ここのポイント名が「大崎・伊豆の海」!
た、確かに透明度は悪いしキンギョハナダイはいっぱいいるけど、伊豆風な石垣の海ってことですか?
昔、千葉に住んでいたころ、京成線に「国鉄千葉駅前」って駅があったのを思い出しました。いやあんまり関係ないけど。
カシワハナダイ Pseudanthias
cooperi
小笠原 1月
ハナダイはやっぱ南方や深い場所にいくと、目新しい綺麗な種類に出会えるみたい。
これはそんなに珍しい種類ではないですが。
サクラダイ Sacra
margaritacea
(左、右とも)三保 11月
やや深場にいるといわれている種類ですが、上の写真は真崎の沖堤付近で、水深は15〜6mです。
桜が散っているかのような模様があるのはオスで、背びれに黒斑があるのがメスです。
(左、右とも)熱海 7月
船釣りの外道としてよくテレビの釣り番組に映っています。
深いところにいるので、たいてい目玉と内臓が飛び出した状態で釣られてしまうのが哀れ。
そんでゲストに「あ〜またサクラダイだよ」とか言われてます。
さらに食えないので捨てられる。綺麗な魚なんですが。
三保 11月
幼魚です。メスの特徴である背鰭の黒斑が見えます。
撮ったのは三保の沖提ですが、ここは浅いのにハナダイ系がたくさん生息している不思議ポイント。
ハナゴンベ Serranocirrhitus
latus
八重山諸島 10月
独特の丸っこい体形をしたハナダイです。ゴンベっぽいと言われればそうかも。
若干深めの場所に居ます。
スジハナダイ Pseudanthias
fasciatus
伊豆海洋公園 4月
ちょっと深場にいるハナダイ。サイズはややでかい。
上の写真は、2番の根のくぼみに隠れていたもの。このくぼみはキンチャクダイとかサクラダイとかミナミハタンポとかが隠れていて、ちょっとした竜宮城?
ケラマハナダイ Pseudanthias hypselosoma
葉山 5月
通常は熱帯のサンゴ礁にいるような魚ですが、時々伊豆の方でも見かけられます。
大抵はキンギョハナダイの群れに混じっているようです。
尻尾の先端が赤くなっているのが見分けるポイントらしいですが、水中でひらひら混泳している状態で見分けるのはなかなかきつい。。。
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