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マトウダイ目 ZEIFORMES
トゲウオ目 GASTEROSTEIFORMES
キンメダイ目 BERYCIFORMES
ボラ目 MUGILIFORMES


柏島 5月

魚類の中でも、割りとキワモノっぽい連中のグループです。
(ボラは普通だけど)



マトウダイ  Zeus faber

大瀬崎 2月

目が怖い、なんか怖いんですけど。


(左、右とも)石浜 11月

この年の秋、なぜか石浜にマトウダイが大量に発生し(流れ着き?)、地元では話題になりました。仙台のショップのサイトでも、石浜のマトウダイはまだいる かとか書かれてました。
最初は深場のイチゴ岩付近で発見されたのだが、実は浅場の砂地にもたくさんいました。上の写真はいずれも砂地で撮ったもの。
大瀬崎のマトウダイに比べたら、かなり小型のものばかりでした。

ちなみにこの後、「道浪漫」という番組で石浜が紹介されたのですが、まるで北国の魚のように上記のマトウダイが紹介されてました。「そりゃ違うだろ」とテ レビの前で一人突っ込み状態になってました。


大瀬崎 2月

こちらは本家大瀬崎。結構浅いところに来ていました。
ちなみにこのマトウダイは食材としては結構有名なようです。先日も西友で刺身を安く売ってたので食べてみたのですが、癖が無くて美味しい。伊豆山に行った 時、網の上に乗せられて焼かれていたのを見て、ちょっと驚いたこともあります。
女川のマリンパルでもたくさん売っていたことがあったので、買って塩焼きにしてみたんですが、これはイマイチ。刺身の方が美味しいかも。


大瀬崎 12月

同じく大瀬崎ですが、こちらは昼間に撮影したものです。
身体の模様や目の形などずいぶん違いますね。個体差なのか時間帯と関連してるのか、ちょっと定かではありません。


青海島 12月

青海島の紫津浦に現れた大型の個体です。
割と広範囲を泳ぎ回っており、ダイビング中に何度も近づいたり離れたりしていました。
青海島近辺、というか九州から山陰は朝鮮半島から続く大陸棚の上に乗っかっているのでそんな急に深くなる場所ではないのですが、こういった深海っぽい生物はよく見られるようです。


ノコギリヨウジ  Doryrhamphus japonicus

田子 4月

体側の青い線や尻尾の模様が派手なヨウジウオ。
岩陰などにペアで潜んでいることがあります。
写真の個体は、岩穴の天井に付いたガンガゼの棘の間をうろちょろしてました。

ヨウジウオ  Syngnathus schlegeli

黄金崎 12月

ようやく撮れた無印ヨウジウオ。こいつの撮りにくさは、ひとえにその小さい頭と小さい目玉にあります。
そこら中に普通にいるのにね。

イシヨウジ  Coythoichthys haematopterus
ワカヨウジ イシヨウジ
(左、右とも)大瀬崎 2月

伊豆では一般に見られるヨウジウオの仲間です。とろくて素手で捕まえられ、おもちゃにされることも多い。

オビイシヨウジ  Coythoichthys amplexus

八重山諸島 10月

南方系のヨウジウオで、サンゴ礁の物陰などで見かけます。
上の写真の2個体はどっちかが求愛中?

ワカヨウジ  Trachyhamphus bicoarctatus
ワカヨウジ
(左)黄金崎 4月
(左)黄金崎 12月

伊豆では比較的大型のヨウジウオ。イシヨウジに比べると地味。


ホソウミヤッコ  Halicampus boothae

(左、右とも)三保 11月

ヨウジウオの仲間だけど「ヤッコ」なんて名前が付いています。
ヨウジウオに比べて、吻が非常に短いのですが、そもそも小さいのでよーーく見ないと違いがわかりません。


ヘコアユ  Aeoliscus strigatus

沖縄本島 7月

小さな群れを作って、いつも下を向いています。この姿勢でいることになんらかのメリットがあるものと思われます。
食料を見つけるのに有利なんでしょうか?

クダヤガラ  Aulichthys japonics

志津川 8月

真夏になると小さな群れを作って中層をぐるぐるまわっています。基本的には夜行性のはずですが。
マボヤの中に卵を産むとか。


石浜 7月

アカモクジャングルの中を移動している群れです。
常に移動しているのですが、見失ってもジャングルの外には出ないので、またすぐに見つけることができます。
しかしこの数は、今まで見た中では最多、結構大きい群れでした。


石浜 1月

石浜のカケアガリを単体で泳ぎまわっていた個体です。
クローズアップレンズ付けっぱなしだったので写ったのはこんな顔だけになりました。
ちなみにクダヤガラは「クダヤガラ科」という独立した科になっているので、ヘラヤガラやアオヤガラとは割と縁遠いです。


ヘラヤガラ  Aulostomus chinensis
ヘラヤガラ
(左、右とも)八丈島 10月

八丈島にはなぜかたくさんいます。馬面の変な魚、以上の感慨は特に無いのですが。
小笠原でも見ましたが、なぜかタテキンとか他の魚にべったりくっついて泳いでました。

アオヤガラ  Fistularia commersonii
アオヤガラ
(左)八丈島 10月
(右)大瀬崎 1月

ヘラヤガラより泳ぎが達者そうに見えます。
季節来遊魚として。石浜でも見たことがあります。


大瀬崎 12月

仲間内の元ガイド、今は一般ダイバーなK氏が、この魚にそっくりだというネタがありました。
絵心ありまくりな、現在も西伊豆でガイド業をなさっているM氏の仕業らしいです。どんな似顔絵を描いたのか、私は見たこと無いのでちょっと見てみたいです が…。
この魚のどこが人間になるの?

ウミテング  Eurypegasus draconis
ウミテング
(左)大瀬崎 2月
(右)大瀬崎 12月

天狗というかゾウムシにヒレが付いたみたい。砂地の上をすべるように歩きまわっています。

上の写真は体色と砂のコントラストがはっきりしてますが、柏島にたくさんいたウミテングはどいつもこいつも砂と同じ色で、撮っても撮ってもわからん絵にし かなりませんでした。


志津川 8月

伊豆でもあんまり見ない魚なのですが、なんと志津川で見ることができました。東北初かも、とガイドさんもびっくり。
しかしカメラを嫌ってすぐにそっぽを向いてしまうのは変わらないのでした。


大瀬崎 12月

ペアでうろうろしていた個体です。どっちがオスでどっちが雌なのか定かでありません。
まるで追いかけっこをしているかのように見えるのですが、そのうちなんらかの繁殖行動を取るのかも。

カミソリウオ  Solenostomus cyanopterus
カミソリウオ
大瀬崎 10月

2002年の秋、こいつとニシキフウライウオが西伊豆各所で大量に目撃されました。
私もそいつらの写真を撮るべく、浮島、大瀬崎と目撃情報を元に訪れたのですが、ニシキフウライウオは不発、カミソリウオはかろうじて一本松で逢えたのです が、写真の出来に不満が残る結果となりました。
同じ時期に黄金崎に行った知り合いは、どちらもばっちりゲット。私はその後仕事との折り合いがつかず、年末までダイビングはお休みとなったため、2002 年の秋の季節来遊魚ラッシュは、結局上の写真のみとなりました。
生き物相手なのでこの程度の不運はよくあることですが、つか〜ん。


雲見 11月

前回撮影したのが2002年なので、なんと5年ぶり。
しかし取り付いているのがオオウミシダなので、どっちも黒くて分かりにくいったらありゃしない。
しかもストロボを嫌がって、この姿勢のまま、結構器用に泳いでウミシダの裏に逃げ込んで行きます。


(左、右とも)沖縄本島 10月

本来の生息域での姿です。
というか、伊豆で見る無効分散(死滅回遊)の固体ばっかり見てたので、ちょっと新鮮。
それはともかく、本当に葉っぱにしか見えませんでした。
伊豆だと何かに寄り添っていることが多くて、ちょっとわかり易かったりするのですが。


八幡野 8月

ペアになっている個体ですが、オレンジの方が腹鰭の間に卵を抱えています。
抱えている方がオスです。
深夜にハッチアウトするらしいですね。


ニシキフウライウオ  Solenostomus paradoxus
ニシキフウライウオ
田子 11月

さて、2002年のニシキフウライウオは外したのですが、2003年には出会うことができました。
しかしかなりの偶然と気まぐれが重なった結果であるのですが。
まず、本来の目的は、知人の体験ダイビングの付き添いで浮島に行くことだったのですが、これが強力な西風でクローズ。
そこで田子に場所が変更となったのですが、1本目の体験がずいぶん閑散とした場所だったので、2本目は付き添いやめて普通のダイビングにしませんか? とサービスの方に話を持ちかけられ、「ううむ」とちょっと迷った振りをしてからOK。
そういうわけで2本目は知人をほったらかして、ガイドさんと二人で白崎へ。(酷い奴だ……)
で、早々に出会ったのが上の個体です。海が荒れ気味だったせいで、撮影は貸切状態。
だからといっていい写真が撮れるわけではないのがつらいところですが。

タツノオトシゴ  Hippocampus coronatus

(左、右とも)志津川 4月

志津川は海草の非常に豊富な海域ですが、やっぱりこいつらも多いようです。
伊豆あたりにいるタツノオトシゴは、突起物が多いためハナタツという別種に認定されたようですが、志津川にいるのはのっぺりとして頭の突起が大きい普通の 「タツノオトシゴ」のようです。


青海島 8月

幼魚の時代には、ゴミに紛れて砂地を漂っていることも多いようです。
非常に小さく、また何にも巻きついていないのでかなり見つけにくいようです。


(左、右とも)青海島 12月

青海島にいるのは無印のタツノオトシゴのようです。
個体数も多く色彩変化もあります。日本海にそって、山形あたりまで分布しているようですが、なぜ伊豆はハナタツになってしまったのか。


ハナタツ  Hippocampus sindpnis
タツノオトシゴ
(左)南勢 4月
(右)雲見 9月

以前はタツノオトシゴと呼ばれていましたが、ハナタツに名前が変わりました。

そんなに珍しい魚ではないのですが左の写真、ついに撮れたというのが本音です。カメラを持って潜るようになってからとんとご無沙汰で、前に見たときから3 年は経ってしまったでしょ うか。
ちなみに左の写真の個体はかなりお腹の大きなお父さんです。


真鶴 10月

真鶴の琴ヶ浜で、カジメ林を掻き分けていたら偶然見つかりました。なんか一生懸命泳いで逃げてましたが。
ちょっとイバラタツっぽいかな?


雲見 4月

伊豆の岩礁域、これぞハナタツっぽいハナタツです。
やっぱりタツとソフトコーラルの組み合わせは映えるような気がします。
ほとんどは海草に絡み付いてんですけどね。


タカクラダツ  Hippocampus takakurai

大瀬崎 12月

頭のてっぺんの突起が目立たないために、比較的のっぺりした印象があります。
大瀬崎の湾内だったのですが、上の個体の周りに人だかりができていました。

イバラタツ  Hippocampus Histrix

(左)黄金崎 12月
(右)黄金崎 1月

やたらとトゲトゲしたタツノオトシゴ。ぱっと見すぐわかりますが、そんなに多くは見られないのも確か。
しかしタツってこうどうして目にピントを合わせられないんでしょうかね。


三保 11月

ちょっとお腹が膨らんでるので、もしやご懐妊中のオス?


ピグミーシーホース  Hippocampus bargabanti

柏島 5月

世界最小のタツノオトシゴとして騒がれ始めてから早数年が経ち、あちこちで定番になりつつあります。
柏島もずいぶん前からコンスタントに見られるようになっているようです。相変わらず深いですけど。上の写真も30m近いです。

ピグミーシーホース
小笠原 1月

このときのガイドさんは、どうやら小笠原でのピグミー発見者らしい。
はっきり言って素人にはわかりましぇん。
あと、なかなかこっち向いてくれません。つーか最後まで向いてくれませんでした。
さらに、ピグミーのいる場所は深くてコンピュータが気になります。
ポイントは弟島南西のスモール・岸でしたが、激しいうねりがあって、減圧停止中にも上下に2〜3メートル振られてました。
停止になっとらんちゅうの。

オオウミウマ  Hippocampus kuda
オオウミウマ
南勢 4月

今度は一番でかいタツノオトシゴ。
ノーマルなタツノオトシゴと比べると吻が長いとか。写真の個体はパイナップルロックのカジメに巻きついてます。
堂々たるサイズでした。

サンゴタツ  Hippocampus japonicus
サンゴタツ
(右、左とも)石浜 9月

小学生の頃、よく両親に松島水族館に連れて行ってもらったのですが、帰りに立ち寄る松島海岸のお土産屋さんで、タツノオトシゴの干物が売られていました。
なんかのお守りだったようです。安産のお守りにするところもあるようですが、松島で売っていたのが安産用かどうかは定かでありません。
上の写真は松島湾ではなく三陸海岸産の個体ですが、間違って網にくっついて水揚げされてしまったりすると、お守りになって松島で売られてしまったりするの でしょうか。

サンゴタツは石浜ではありふれた魚らしいですが、なぜか今まで縁が無く、先日ようやく見ることができました。入ってすぐのところに2匹もいやがんの。


(左、右とも)川奈 5月

久々に見ましたが、ここは本来の生息域に近いウミヒルモの群生地。
相変わらず小さい。あとやる気無い動きも変わりません。


タツノイトコ  Acentronura (Acentronura) gracilissima
タツノイトコ
(左)黄金崎 4月
(右)川奈 4月

ヨウジウオっぽいんだけど尻尾が巻いてます。数も少ない。
可愛いと言っていいのかどうか微妙なところ。
右の写真は、アマモ場にペアでいた個体の片割れです。


黄金崎 12月

こいつはタツノオトシゴなみに擬態がきっついタツノイトコです。
私も一瞬だまされかけました。


川奈 2月

実は一眼レフで初めて撮りました。
絞りを開けて背景を明るくしようとしましたが、ピントが厳しい厳しい。


ピグミーシードラゴン(仮)  Kyonemichthys rumengani

(左、右とも)沖縄本島 10月

2007年ごろから、沖縄近辺で騒がれだした珍魚です。
シルエットは確かに、オーストラリア等にいるリーフィーシードラゴンみたいなのですが、とにかく小さい。
水中で見ると、ゴミというか糸くずのようにしか見えません。
写真の固体は、沖縄本島の砂辺ポイントで、友人のkuroさんが執念で見つけたものです。


サギフエ  Macroramphosus scolopax
サギフエ
川奈 4月

逆立ちしている妙な魚。海藻やロープに寄り添うような恰好になっています。
ニシキフウライウオとかカミソリウオと縄張り争いしたりするんでしょうかね?
食用にはならないのですが、結構大量に漁獲されるとか。

アカマツカサ  Myripristis kochiensis

(左、右とも)小笠原 1月

岩の下や沈船にうじゃうじゃいます。赤くて美味そう。
ちなみに熱帯魚屋さんで売ってるのを見たことがあります。
こんな肉食で夜行性の魚を飼う? う〜む。だいぶコツがいるかも。

キビレマツカサ  Myripristis chryseres
キビレマツカサ
藺灘波 7月

図鑑だと土佐湾以南の南方系の分布とあります。藺灘波では岩の隙間などにちらほらと見え隠れしていましたが、ちょっと色合い的に見慣れない雰囲気をもった 魚です。
ちなみに山渓カラー名鑑のこいつの写真は、例のソーフ岩で撮られていまして、もしや伊豆諸島ラインに多いのでは? とか思ってしまいます。

アヤメエビス  Sargocentron rubrum
アヤメエビス
串本 8月

こいつも薄暗いところにいるので、ぱっと見ただけでは何者なのか判然としません。
「例の赤い魚」って感じで一まとめになっちゃってますね。

背鰭軟条部の付け根に、ちょっと黒い部分が広く見えるので、たぶんアヤメエビスであってるんじゃないかな? かな?

テリエビス  Sargocentron ittodai

八重山諸島 10月

サンゴ礁内オーバーハングの下などに隠れてます。
しかしエビスの類はみんな似ていて難しい。はっきりって消去法で決めました。

背鰭軟条部の付け根に黒い点が無い → アヤメエビス、スミツキカノコではない。
背中が黄色くない → ハナエビスではない。
受け口ではない → ウケグチイットウダイ、ホホベニイットウダイではない。

ではニジエビスかテリエビスか? 背鰭が広がってないので判別できない。
でも良く見ると背鰭にうっすらと白い線みたいなのが見えるので、テリエビスってことにしました。


サイパン ラウラウビーチ 5月

参考までに、これがウケグチイットウダイ(Neoniphon sammara)。


マツカサウオ  Monocentris japonica
マツカサウオ
(左)雲見 6月

なんかいつも薄暗いところにいます。夜行性なのかどうか定かではありません。雲見とか海洋公園とか、岩礁帯で岩の隙間の多いところでよく見かけます。
アゴが光るとか。でもダイビング中に見るのはちょっと無理かも。


伊豆大島 3月

伊豆大島、王の浜にいるマツカサウオの大集団です。
この場所にはいつもたくさん群れているそうなのですが、数は年によってかなりばらつきがあるようで、この量だと少ないほうなのだとか。
かなり奥行きのあるオーバーハングで、これは確かにマツカサウオにとっては最適な環境かも。


伊豆大島 3月

同じく伊豆大島の王の浜ですが、群れの端の方はちょっと岩陰からはみ出してました。
それにしてもなんでこんなに大量発生してるんでしょうね?


ボラ  Mugil cephalus cephalus
ボラ
柏島 8月

こんなに有名でこんなにあちこちで見かける魚なのに、なかなか写真に収める機会がありません。
もう手が届きそうな浅いところを、群れでびゅんびゅん泳ぎ回り、しかも時々水面で豪快にジャンプ、さらにサイズもなかなかでかいのが揃っている彼らが、子 供の頃はもう気になってしかたがありませんでした。
でも彼らは決して釣れてはくれなかったのです。
ダイビングを始めてからも同様。黄金崎みたいなポイントで、ホンダワラの茂る明るい浅海で隊列を組んで泳ぎ回る彼らの恰好良いことといったら。でもなかな かシャッターチャンスには恵まれないのです。


(左)真鶴 10月
(右)大瀬崎 12月

水深1メートルほどの、殆ど沿岸ぎりぎりのところを疾走しています。しかもいきなり現れます。
左の写真は、数匹の編隊の最後尾が辛うじてフレーム内に引っかかったもの。ちなみに沿岸にいるボラは臭くて食えたもんじゃないとか。
右の写真は、湾内の上がり際、単独で泳ぎ回っていたものです。



大瀬崎 12月

同じく水深1メートルほどの場所で、餌をあさっているボラの群れです。
こんな風に土をほじくりかえしてばかりいるんじゃ、肉も臭くなってしまうかも。


(左、右とも)お台場 6月

ボラといえば、よくジャンプする魚としても有名です。
寄生虫を落とすためだとか言われたりもしてますが、実の所はよくわかっていないようです。
上の写真はいずれも東京湾の最奥地、お台場で跳ねまくるボラの姿です。


ナミノハナ属の一種  Iso sp.

伊豆海洋公園 2月

IOPのオクリダシ付近、波打つ海面の直下に群れています。
もともと波当たりの強い岩礁帯を好むようで、海中での撮影および正確な同定ははなはだ困難な種類のようです。


サンマ  Cololabis saira

(左、右とも)羅臼 12月

2006年末、知床半島のウトロ地区に大量のサンマが打ち上げられる事件がありましたが、2007年の年末にも、今度は同じ知床半島の羅臼に大量のサンマ が打ち上げられました。
陸上に達した個体は、カモメなどのお陰で早々に姿を消したようですが、水中にはまだ大量の死体が転がっていました。
上の写真は、散乱した死体をお掃除中のウニやヒトデです。


羅臼 12月

同じくサンマ大量死の写真です。
ローソク岩ポイントだと、深い場所ほど大量のサンマの死体が残っていました。
水温も低い(2度)なため、腐敗速度もそんなに速くは無いのしょう。
ちょっとした水温の変化でこんな大事になってしまうとは、やはり海とはデリケートなものなのでしょう。

ちなみに私は秋の休日は、サンマと大根おろしとビールだけで晩飯が済んでしまいます。
以前はポン酢でしたが今は再び醤油派。
秋には毎週サンマを食わねば死んでしまうと思えるくらいサンマ好きです。


ダツ Strongylura anastomella

島根半島 8月

水面下、スノーケリング中に撮影したものです。
ナイトダイビングの講習でおなじみの魚です。
ちなみに子供の頃、防波堤で釣りをしていて、こいつらの大きな姿が水面近くにちらほら見え始めると、帰る時間が近いことが分かりました。
おかげでダツといえば夕暮れ時を想像するのですが、この写真は真夏の真昼間です。


ハマトビウオ Strongylura anastomella

石巻 8月

石巻市狐崎の定置網に入っていたものです。
水面近くにも群れがいたのですが、この個体は群れから離れて単独で中層を泳いでいました。
大きさと角ばったフォルムから、ハマトビウオかな、と思います。
トビウオ自体は色んな場所で見たことがありますが、石巻湾で見たのは久しぶり。
子供の頃、家族で十八成浜に遊びに行った時以来です。近海産のものを旅館の台所で見せてもらいました。


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