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海綿動物
  PROTOZOA
スリバチカイメン
神津島 9月

なんでこれが動物なんだろう。と子供のころは非常に不思議に思ってました。しかし、多くの健全な大人の方々が知っているように、我々の身体のある部分は彼 らと非常に構造が似ています。


ワ タトリカイメン  Callyspongia elegans
ワタトリカイメン
大瀬崎 10月

昔は、海岸に流れ着いたこれを使って綿取りをしたとか図鑑で読んだのですが、いったいどのように使用したのか見当がつきません。
確かにカイメンって、干すとなんか工業製品っぽいですけど。

ジュズエダカリナ  Siphonochalina truncata
ジュズエダカリナ
大瀬崎 10月

惜しい、もうちょっとで刺胞動物。みたいな形。

スリバチカイメン  学名わからん
スリバチカイメン
神津島 9月

南方系のカイメンで、ものすごく巨大になるそうです。中に人間が入れるくらい。
ちなみに上の写真の固体も結構大きいのですが、人が入れるほどではありません。串本の名物だとか。


串本 8月

そういうわけで、串本のスリバチカイメンです。でもこれはちっちゃくて、人が入れるほど大きい固体もあったようです。
「あった」と過去形なのは、台風でなぎ倒されてしまったからです。

オオパンカイメン  Spirastrella insignis
オオパンカイメン
神津島 9月

伊豆では、講習生が掴まって休むためのハンドル代わり。たまに緊張のあまり握りつぶす人もいます。
流れのある根で、間違ってこいつに掴まっても、身体を支えることはできないので注意。


神子元島 8月

外洋の岩場にも普通に生息してますが、ソフトコーラルなど、他の固着生物との場所取り合戦? は激しいようです。


ダイダイイソカイメン  Halichondria japonica
ダイダイイソカイメン
神津島 9月

潮間帯にいるのかと思ったが海底にもいました。ホントに同じなのかな?


羅臼 9月

羅臼の浅場にも、オレンジ色のカイメンがたくさん着いています。
本来の分布域からはるかに北方なので、違う種類じゃないかとは思うのですが…。


クロイソカイメン  Halichondria okadai

石浜 12月

磯で多く見られる黒色のカイメン。
アオウミウシやクロシタナシウミウシの餌になるのだそうです。

しかしこの種にしてはちょっとでかいような気が‥。


ザラカイメン  Callyspongia confoederata

(左、右とも)能登島 8月

岩礁などに着生し、円筒状に伸びて先端に空洞があるカイメン。そこそこの大きさに成長し、ソフトコーラルみたいに、独特の海中景観を作り出します。
右の写真のものなど、中々の大きさ。

ハネハリカイメン  Esperiopsis plumosa
ハネハリカイメン
神津島 9月

一つの群体に一つの穴。なんか、生存確率の向上を目指していろいろな形を模索して試行錯誤してる大自然の苦労がうかがえます。
このまま進化すれば刺胞動物のイソギンチャク?


ツミイレカイメンかも  Suberites ficus
ツミイレカイメン
石浜 1月

確か左がメスのヤドカリで、右がオスのヤドカリ。
なぜかヤドカリが入るのにちょうどいい穴があいてます。ヤドカリの身体に比べて異常なほど大きいのですが、しょせんカイメンなので非常に軽い。これは住処 としてはだいぶいい感じなのではないでしょうか。
ヤドカリにしてみれば、住宅の建築材料の改良に成功したというか。カイメンに利益があるのかどうか不明ですが。

モクヨクカイメンの一種  Spongia sp.
モクヨクカイメン
石浜 9月

柔らかくてぷるぷるしたカイメン。高級スポンジになるとか。

ムラサキカイメン  Haliclona permollis

羅臼 7月

一定の大きさの盛り上がりが重なり合って成長するカイメン。
ちょっと紫がかった色をしてます。
あと、よく見ると、他のカイメンと比べてちょっとスポンジの目が粗いかも。


カクレセンコウカイメン  Cliona celata

石浜 10月

石灰質の石などを溶かして穿孔し、その隙間に生息するカイメン。成長すると隙間からはみ出て、岩の上に盛り上がってきます。
世界中に分布しているとのことですが、石浜ではかなり目立つ存在です。


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